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第三者が理解する文章とは

 

古今の名作から
文章術を知る

 

きちんとした文章を書くには
やはりきちんとした文章を
読まなくてはいけない。

若い人に一番欠けているのは
そこではないかと僕は思います。

 

出典元
月刊致知 2021年3月号 P.18
「我が人生を導いてくれた古今の名作」
鈴木秀子氏との対談内での加賀乙彦氏の言葉 

 

LINE,メールに振り回され

 

現代はインターネットの普及により、
直接電話をせずに、
「Line」「メール」などで
必要な事柄を伝えて
互いに了解する連絡方法を
取ることが主流になっています。

 

このやりとりの前提には、
最低限必要な情報を
互いに共有していることから、
単純な単語単位の文章で
済ませることが出来ます。

 

この傾向は、
10歳代、
20歳代以上の老年男女で、
ある程度やりとりに
慣れている方々には通用するものです。
(一部、例外が存在しているものです)

 

そしてこの風潮は
ブログやSNSの世界でも,
当り前のように行われています。

 

仲間内であれば、
ある程度省略した文章でも
分かり合えるかもしれません。

 

しかし、全く関係のない第三者
ブログやSNSにアクセスして、
仲間内でしか分からないような文章を
眺めて共感できるかというと
そうとは限りません。

 

全くチンプンカンプンで即、
別のサイトに行くことも
十分あり得ることです。

 

三者は理解できない
文章とは

 

 

事前に前段階を理解している方が
分かる文章は存在します。

三者が読んで
理解できない文章も存在します。

 

「文章術」で最も難しいことは、
事前情報を理解していない方々に
始めて読んで頂いた時に、
理解してもらえる文章を書くことです。

 

書き手が良く勘違いすることの一つに、
「自分が知っていることを
他人も知っている」

誤解して文章を
アップロードすることです。

 

自分にしか分からない、
または少数の仲間しか分からない
文章ってものは、
状況を全く知らない人にとって
実に自分勝手な独りよがりの文章で、
読む気が失せていくものです。

 

誰が読んでも書き手のイメージが
100%伝わる文章というものは
存在しないにしても、
おおよその人が何となくわかる文章は
どうやって書けばよいのでしょうか?

 

基本は5W1H

 

基本は「5W1H」なのでしょうが、
その前にプロの作家が書かれている
小説、エッセイ、論文を数多く触れて
読み込んでいくことが大切です。

 

 

多くの書籍を読むことになれると、
いざ自分が何か一文を書くにしても、
それなりに体裁は整うものです。

 

そして名文に多く触れなが自らも書き、
書いたものをいきなり
アップロードするのではなく、
何度も推敲を重ねることが、
多くの人に理解される文章として
出来上がっていくものです。

 

一度書いてお仕舞ではなく、
何度も読み返すと、ここを直そう、
もう少し判りやすいように
書き換えようとする気持ちが
湧いてきます。

 

その事を繰り返すことで、
文章力が上がり、
誰が読んでも読みやすいと
感じさせることが出来るのです。

 

読む人の事を考える余裕もでき、
どうしたら良いか
工夫することが楽しくなっていきます。

 

良い書き手は、
多くの文章を読み込んだ過去を
持っているという事なんですね。

 

思考家 明徳義道 記す

 

 

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